COLUMNコラム
 

          
第64回 (2003年9月15日)
「チームまでフェーン現象?」


9月13日   ●0−3  横浜・F・マリノス(埼玉スタジアム)

 フェーン現象か何か知らないが、暑い
  午前中だけ、息子の体育祭を見に行って、
1時くらいに東浦和駅に戻り、そこから自転車で30分くらいかけて
埼スタに向かったが、暑いのなんのって、もう。新見沼大
橋にさしかかったあたりで、もう倒れそうになっちゃった。
風邪でセキもひどくて、気分は悪いわ、汗ダラダラの脱水症状気味だわで、
ほとんど熱中症。これでヒドい試合したらしょうしねーぞ、という気持ちが
ムクムクとわき起こってくる。

  スタジアムについたら、恒例の先発メンバー発表だけは
とりあえず見て岡田監督のブーイングを聞き、すぐに売店の列に加わる。
ビール買うのも楽じゃないよ。列は長い上に、
この天候でみんな飲み物をほしがるから、一人が4人分も6人分も買ってく。
だから、試合開始ギリギリになってもなかなか自分の番が回ってこなくて、
ようやくビール買ってスタンドに戻ったら、
エメルソンのシュートがバーに当たってるところだった。
 
ハーフタイムには、売店のにーちゃんが「ソフトドリンクは売り切れです。
アルコールしか残ってません」と叫んでたが、
きょう気分がよかったのは唯一、売店の経営者だけだったかもね。

  暑さにはようやく慣れた私も、試合内容でどんどん気分が悪くなっていった。
 観客が「暑い、暑い」って嘆くのはいい。あくまで入場料を払ってるお客さん
なんだから。選手までやってちゃダメでしょ。

  山田も、セネガル戦やって、その上、この暑さでバテバテなのはわかる。
しかし、まったく上がるそぶりもみせずに横や後ろに
パスばっかり出してる場合じゃないだろ。後ろの席のオジサンも、
「あ、6番はきょうは休みだな」とコボシてた。
  その山田に限らず、エメルソンがボールをキープして
前に出ても誰もついてこなかったり、コーナーキックなのに、
なかなか選手が上がってこなかったり、
「こんな暑い中で試合やるなんてたまらんです」
 といったい倦怠気分が選手たちの身体から見え隠れしてる。
  その上、なかなか監督は選手交代をしない。
やっと永井が出てきたのが後半24分だからな。
  チャンスはあっても決められないし、カウンターはあっさり決められちゃうし。
直りかけた熱中症がまたぶりっ返してきた。
 
レッズのチーム状況までフェーン現象しちゃってる感じだ。
滑り出しがよかったんで、今季こそいけるかな、と期待したら、
たちまち2連敗。しかも負け方がヒドすぎる

  帰り、また自転車に乗って家まで戻る間、ムチャクチャ気分が悪くなってきた
でもこれは決して天候のせいだけじゃない。ャ







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山中 伊知郎(ヤマナカ・イチロウ)
昭和29年、東京生まれ。
早稲田大学法学部卒。
18歳からハゲはじめ、頭を剃る。
「スケバン刑事」の脚本家、テレビ番組の構成作家などを転々とした後、
フリーライターに。
関根 勉率いる劇団「カンコンキンシアター」の一員でもある。

TBSラジオ
「永六輔の土曜ワイド」にもレギュラー出演中。

主な著書
「関根 勤は天才なのだ」(風塵社)
「浦和レッズ至上主義」(風塵社)
「チョットいい犯罪」(図書新聞)
「頭髪のすべてがわかる本」(日本実業出版)

浦和市民であり、もちろん熱狂的浦和レッズファン。

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