| COLUMN●コラム | ||||
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第47回 (2002年11月9日) 「消化試合と呼ぶのはやめよう」 ■11月9日 ●0-1 対ジェフ市原(国立) オフト監督自身が「もう優勝争いからは脱落」といっているのだから、 この厳しい現実を受け入れるしかあるまい。 ウーン、しょうがないかな。ジュビロやアントラーズの、 チャンスと見るや5人も6人もが一気に前に上がって点を取りに来て、ピンチとみるや、 また一気にみんなが下がってガッチリ守る押し引きの素早さを見るにつけ、 やはりレッズが優勝するのはまだちょっと早いのかな、と自問自答せざるを得ない 。 きょうの試合だってそうだ。いくら攻撃は3トップ、残りは守備、 の分業制がしばらくうまくいったからといって、相手もプロだ。 それに見合ったDF策を立ててくる。 「トゥットとエメさえ抑えればレッズは怖くない」 とすれば、2人を徹底的につぶすだけでいいわけではないか。 確かに惜しいシーンはあったが、決定的な場面をほとんど作ることはなく、 無得点のまま、終了の笛がなる。 何で、アントラーズみたいに、素早い押し引きができないんだろうなァ。 選手個々の実力がそう劣っているとも思えないのだが。 山田なんか、今の2倍も3倍も攻め上がってほしいんだがなァ。 レッズのゴール前には、いつもトゥットとエメルソンしかいない。 いや、本当はそうじゃないのかもしれないが、そういう印象が頭にこびりついている。 この状態のままでは、二人の調子が良ければポンポンと 何連勝かすることはあっても、結局、終わってみれば勝率5割をいったりきたりしかできない。 ホント、息も白くなりそうなクソ寒い中、 わざわざ狭苦しい国立のスタンドに尻を冷たくさせながら観戦してたというのに、ガッカリだ。 終了のホイッスルとともに、後も見ないでさっさと帰るのも当然だろう。 それにしても、きょうもレッズ・サポーターは気合いが入っていた。 2時間前に私が国立競技場の前についた時、まさかナビスコ杯とも違うし、 きょうはスイスイと場内に入れるだろうと気楽に考えてたら、あーら、ビックリ! すでにレッズ側の自由席には長い列ができていたのだ。 並んだ人たちもさすがに驚いたみたいで、口々に 「まさかきょうの試合でも並ぶとは思ってなかった」 と語り合ってた。 ただ、いつまでたっても列が動かなかったナビスコ杯とは違い、 ものの10分のうちには列が動きだし、5時15分にはスンナリと場内に入れたのだが。 寒い。いきなり寒い。 レッズ側応援席の左横に座り、新聞紙を下に敷いて座ったのだが、 それでもむちゃくちゃ尻が冷える。 すぐ前にいた若者のグループですら、 「なんで今頃7時開始の試合なんてやるんだ」 「3時キックオフにすりゃいいのにな」 などと文句を言い合っていたが、まさに同感。 これで雨なんかにふられたひにゃ、目も当てられない。 まわりで耳にした話題といえば、この寒さと並んで、ナビスコ杯のこと。 しかも試合内容より、チケットの話や、列に長い間並ばされたことだった。 顔見知りらしいオジサンの二人も、 「この前は、エラい目にあいましたよ。SA席だからすぐにスッと入れるだろう、 とタカくくってたら、1時間以上並んじゃった」 「そうなんですよ。ナビスコのSA席は座席指定じゃなくて、ブロック指定なんですもんね。 あれはもっとはっきりさせてほしかった」 「でも、入れただけ幸せかな。私のまわりでもチケット買えなかった人が10人以上いる」 「ウチの親戚もね・・・。2、3枚ないかって頼まれちゃったけど、ぜーんぜんない」 ナビスコ杯の余熱は、まだまだ冷めていないようだ。 時間が経過していくとともに、 レッズ側のサポーター席ばかりがみるみる一杯になっていって、 ジェフ側は閑古鳥に毛が生えた程度の人間しか集まっていない。 予想していたことといい、あまりにうら寂しい。 とりあえず、ジェフがホームの試合には違いないのだから。 「はーい! 我らがジェフ・サポーターの皆さん!」 と声を張り上げる場内放送のDJも、空しくはないのかしら。 それにしても、試合前に必死で黄色と赤の決戦を盛り上げる ジェフ側スタッフの営業努力は涙ぐましいものがある。 ジェフ・サポーターの中からピックアップして絶叫応援をしてもらうコーナーだとか、 「DJバトル」と題して、 ジェフ側DJとレッズOBの水内が登場してトーク・バトルを繰り広げるだとか。 だが、どちらも、圧倒的な多数ほ誇るレッズ・サポーターのブーイングや応援ばかりが目立って、 ちっともバトルになっていない。 ジェフ側DJが、「応援よろしく!」とジェフ・サポーターに声をかけても、 人が少ない上に大人しいのか、こっちに声がろくに聞こえてこなかったもんな。 試合前の勢いでは10対1くらいのスコアでレッズの圧勝だったのだが・・・。 ま、ジェフのDFはよく守った。 レッズ側がトゥットとエメだけを繰り出す単調な攻めに終始したのもあるが、 それにしてもゴール前の競り合いなどでは、ほとんどレッズ側に主導権を握らせなかった。 残り3試合が消化試合か・・・。 こんなに早く消化試合の季節がやってくるとは思わなかった。 優勝できないまでも、最終試合くらいまではもつれ込むのではないかと、勝手に想像していた。 優勝とも関係なく、降格とも関係のない試合があと3つも続くのか・・・。 いや、まだ100%ダメと決まったわけではない! たとえオフトは諦めても選手とサポーターは諦めてはいけない。 ジュビロが3連敗してレッズが3連勝すれば、順位だってキレイにひっくり返るのだから。 たぶん可能性は100分の1もないが、とりあえず、「消化試合」と呼ぶのは取り下げよう。 まずはガンバに勝って、消化試合の数を1試合でも減らしてください。 皆さんの感想が山中さんのモチベーションとなり次のコラムとなります。 是非とも感想は「山中伊知郎コラム感想掲示板」までお願いします。 (山中さんも見て、書き込みをしております) <無断転用・転載を禁じます>
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