| COLUMN●コラム | ||||
|
|
|||
![]() |
|
|
第45回 (2002年10月27日) 「楽天的に待つ!」 ■10月27日 ●0-1 対東京ヴェルディ1969(駒場) 「あーあ」 なんつってため息をついてる場合じゃない。 まだ可能性はあるんだから。 ジュビロが2勝2敗か、2勝1敗1分くらいでいってレッズが4連勝すれば、 これは十分にひっくり返る。 「ダメだ」とみんなが思った途端、本当にダメになってしまう。 私、先日、取材で宇宙飛行士の毛利衛さんのインタビューをした。 その時、毛利さんの言っていたこの一言が強く印象に残ったのだ。 「宇宙飛行士は、「待つ仕事」なんです。いつ宇宙に飛び立てるかわからない。 私だって、採用されてからスペースシャトルに乗れるまで7年半待ちました。 10年、20年待っても乗れる保証はない。 でも、必ずその機会が来ると楽天的に信じられる人だけがこの仕事につけるんです。 付け焼き刃な人間は、とても待てません」 この「宇宙飛行士」の部分を「レッズ・サポーター」に替えれば、 そのまま通用してしまうではないか。 「楽天的に待つ」、それしか道はない。 とはいうものの、本音をいわせてもらえば、 今日くらいガッカリした試合はなかった。 この前の水曜は、まだ相手が鹿島で、場所がカシマスタジアムである分、 どこかで「こういう結果もありかな」という納得の気持ちが少しはあった。 水曜と日曜を1勝1敗で乗り切れば、まァジュビロにそれほどは離されないな、との意識もあった。 今度は違うもんな。 駒場の2万人の前で、しかも相手はエジムンドしかいないようなヴェルディだよ。 レッズというチームもまったく始末が悪い。 こっちが「その気」になってハシゴをのぼると、 あっさりそのハシゴをはずしてどこかへ行ってしまう。 よし、優勝だ! とこっちは電車で5時間かけて鹿島に行けばトゥットの退場負けだし、 まだまだ、と2時間前に乗り込んだら、決まったんだか決まってないんだかわかんないような、 向こうのヘンなロングシュート食らってVゴール負けだもんな。 わざわざ応援用の赤いシートを全席に配って歩いたサポーターの熱意も、 今回はどうも空回りか・・・。 いや、そういうグチッぽい話ばかりしていると、どんどん落ち込んで、 「楽天的に待つ」 という精神から離れて行くぞ。 でもなァ、グチッぽくもなるってもんだよ。 結局、レッズ自慢の3トップ体制も、 エメルソンとトゥットが揃ってたからこそあれだけ強烈だったってことだろ。 どちらか片方が欠けるだけで、これだけ迫力が失われるとは・・・。 永井は、どうしちゃったんだろ。すっかりバイオリズムが落ちまくってる。 ドリブルしてもぜんぜん抜けないし、パスは止められるし。 田中もそんなに目立たないしな。 エメルソンひとりが動き回って、また第1ステージの、 あんまりチームのバランスが合ってない頃に戻っちゃった。 「どーせ、こうなると思ってたよ」 とサポーターの多くが納得してしまうのが怖い。 プロ野球の世界でも、阪神ファンがこれだろ。 最初だけ調子よくて、途中から落ちてきても、 「こーなると思ってた」 とファンが妙に納得してしまって、 その納得に安住するうちにチームはどんどんダメになっていく。 ああいうチームにしちゃいけないよ。 まずはナビスコ杯で一冠。11月の末日には二冠目に輝いているのを信じよう。 皆さんの感想が山中さんのモチベーションとなり次のコラムとなります。 是非とも感想は「山中伊知郎コラム感想掲示板」までお願いします。 (山中さんも見て、書き込みをしております) <無断転用・転載を禁じます>
|
|||||
●「山中伊知郎は語る レッズよ、勝て!」TOPへ
|
|||||