| COLUMN●コラム | ||||
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第35回 (2002年7月15日) 「田中を榊原郁恵にしよう!」 ■7月13日●2−3v 対ジュビロ磐田(埼玉スタジアム) 蒸し暑い場内だった。 新聞にはチケット売り切れと書いてあったのにも関わらず、 実際に客席を見回すとそこここに空席があり、 何だかW杯のチケット問題を思い出す。 が、5万7千人あまり入っているだけに、十分に暑苦しい。 それに、埼玉スタジアムの座席って、 ちょっと駒場あたりに比べると狭いのではないか? 単なる勘違いかもしれないけど。 すぐ隣りに、お母さんの膝に乗ってレッズの旗を振る3、4歳の子供がいて、 旗をふるのはいんだが、私の顔にぶつかってきそうで、これがいささかうっとうしい。 子供だと、隣りに当たらないように加減するってことを知らないから。 それはいいとして、 いったい浦和レッズはいつからあんなエメルソンのワンマンチームになってしまったんだろう。 点を取るのもエメルソン、派手にひっくり返るのもエメルソン、 誰よりも真っ先にボールをキープして前に進んでいくのもエメルソン、 誰よりもサポーターたちの声援を浴びるのもエメルソン。 サイドラインギリギリにきたボールをジャンブしながら足に当てたり、 敵DFに足を引っ掛けられた際、 倒れてクルクルと回ってみせる派手なパフォーマンスを見せてくれたり、 とにかくきょうのレッズはエメルソンだけがあまりに面白すぎる。 「おい、あんなことやってたら、エメちゃん、そのうちシュミレーションとられるぞ」 と私の席の後ろの若者が心配するほどに、オーバーアクションだ。 ちょうど中山もそれでイエローカードくらったくらいに、 W杯の影響で、ホント、シュミレーションってハヤりだからね。 これはいけない。 ちょうど25年くらい前のホリプロと同じになってしまっている。 その当時のホリプロは、歌はもちろん、 テレビの『赤い』シリーズや映画の『伊豆の踊り子』『潮騒』が大当たりして 超トップアイドルにのし上がっていた山口百恵に売上げが一本かぶりになってしまい、 最大で、売上げ全体の80%を百恵に頼る、というとんでもない状況になってしまった。もし百恵がコケたら会社ごとコケるのは目に見えている。 「なんとかしないと」と危機感を持ったホリプロは、 スカウトキャラバンをスタートさせて榊原郁恵をスターにするなどして新人発掘に力を注ぎ、 昭和55年に百恵が引退しても揺るがないだけの土台を作り上げたのだ。 レッズでも、今季の12得点のうち、エメルソンが決めたのが9.75%でほぼ「百恵状態」だ。 そして、ホリプロは、百恵のお陰で芸能プロでもトップクラスの売上げを誇っていたが、 レッズは気がつくとビリから3番目。またもやJ2陥落圏内に突入してしまった。 早くホリプロのように、危機を脱出する手を考えないと。 でも、スカウトキャラバンをやるわけにもいかないから、 とりあえず、現有勢力の中で、百恵に続くスターを作るしかない。 田中を先発で使おう。 今のレッズで、アテネオリンピック代表、2006年のドイツW杯代表に 選ばれそうな選手を考えてみたら、まず田中でしょう。 だったら、今からどんどん最初から使って経験を積ませて、榊原郁恵にしなくてはいけないのだ。 そもそも、今回のW杯、 レッズの現役選手がひとりも代表入りしてないという事実はあまりに寂しかった。 田中をみんなで代表まで育てようよ。 蛇足ながら、家に帰ってテレビのスポーツニュースを見たら、 きょうの試合、中山と藤田のゴールシーンばかりがVTRで流れて、 ほぼエメルソンの2ゴールは無視されていた。 あれはハラが立つ。 皆さんの感想が山中さんのモチベーションとなり次のコラムとなります。 是非とも感想は「山中伊知郎コラム感想掲示板」までお願いします。 (山中さんも見て、書き込みをしております) <無断転用・転載を禁じます>
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