| COLUMN●コラム | ||||
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第32回 (2002年3月9日) 「出来そこないのデコレーション・ケーキ」 ■3/9 ●0−1 対「FC東京」 (埼玉スタジアム2002) こんなことってあるんですねェ。 試合終了直前、レッズのメンバー表を見たら、 エメルソン、福田、トゥット、田中、永井と揃ってFWが5人もいる。 これはもう、頭をゴテゴテと飾り立てたデコレーション・ケーキではないか。 しかもそのデコレーションも、イチゴは右を向いてるかと思えば チョコレートは左を向いてるといった感じで、まるで調和してない。 つまり出来そこないのデコレーション・ケーキ。 中心にポーンと1本ロウソクのようにアマラオがいて、 それを下のスポンジケーキが支えているような、 質素だけど堅実なFC東京の方が、よほどお菓子としてはウマそうだ。 いやァ、それにしても、また11対10になって、それでも攻めきれないか・・・。 わざわざデコレーションにするより、そこそこ調子の良かった山田を残して、 どんどんサイドを走らせた方がよかったんじゃないかなァ、 とは、終わってしまった後の結果論。 しかし、きょうは勝ちたかった。 相手が原監督率いる、しかも去年の因縁も引きずるFC東京とあっては、とにかく勝ちたかった。 サポーターの応援は完全に勝ってたんだがなァ。 FC東京のサポーター席は右側の3分の1くらいしか埋まってなくて、 正面、レッズ・サポーター席のすぐ横にいた私の方には、 何を言ってるんだか、はっきり声も伝わってこないくらい力がなかった。 調布からさいたま市っていったら、距離だってそんなに遠くない。 どうしてあんなに人が集まらなかったんだろ。 それに比べて、レッズ・サポーターは、『We are Diamonds』のトランペットも 前に比べてだいぶうまくなってたし(少なくとも音がはずれなくなってた)、まさしく好調の予感だ。 あのサポーターの声のパワーの違いで、私は、とりあえずきょうの勝利を確信した。 よし、勝敗よりも、きょうの見所はスタジアムの芝だ、と完全に焦点を変えた。 ずっと正面席に近いサイドの芝を見てたけど、けっこうほじくられて跡ができてた。 帰ってからのスポーツニュースで「芝の調子は良かった」なんて解説してたが、 本当に良かったのかな? 観客席から見ても相当穴ぼこになってたし、ハーフタイムにそれを一生懸命なくしてても、 また後半、新しく穴ぼこができてた。 と、余裕で芝の心配ばかりしてると、試合の方がおかしな具合になってたから、 こりゃ困ったもんだ。 エメルソンていうのは、やはりレッズというチームとはどこか相性が合わないのだろうか? あんなに細かく動いて、あんなにチャンスをつくって、 あんなに点を取れない選手はJリーグでもちょっといない。 単なる技術とかそういうレベルでなく、 もはや生まれた星座とか風水とかの問題なのではないか? たとえば川アフロンターレから浦和レッズに移籍した時点で、 丑寅の方角、つまり鬼門にあたる方向に移動しているわけだから縁起が悪かった、とか。 さすがにGKをはずしてフリーでシュートしたらDFにはじき返されたシーンは、 「これはお祓いが必要だ」 と感じましたね。 福田もなァ。ペナルティエリアにドリブルで切れ込んでいって倒れたシーンなんて、 5年前なら、確実にPKだったんだがねェ。 レフェリーに笛を吹かせるには、有無を言わせぬスピードがないとな。 トゥットも、まだまだ本調子じゃないな、なんて書いてたら、 結局、また最初のデコレーション・ケーキの話の繰り返しになっちゃう。 年取ると繰り返しが多くなるからいかん。 それにしても、埼玉スタジアムって、3万人台しか入らないと、ホント、 「きょうは客が少ないな」 と少し寂しい気分になってしまう。 1、2階席はともかく、3階席はガラガラだったもんな。 Jリーグで人気は一番、ホームの駒場は常に満員、が自慢だったレッズだが、 器がデカくなると、半分ちょっとしか埋められないことがはからずも暴露されてしまったわけだ。 埼玉スタジアムでも常時満員にできるチームにならなくては。 そのための第一歩として、ゴテゴテとした飾りがなくても、見た目もキレイで、 おいしいケーキを出してもらいたい。 とりあえず、「お誕生おめでとう」なのか、「メリークリスマス」なのか、 目的がはっきりわかるケーキにしてもらいたいものだ。 皆さんの感想が山中さんのモチベーションとなり次のコラムとなります。 是非とも感想は「山中伊知郎コラム感想掲示板」までお願いします。 (山中さんも見て、書き込みをしております) <無断転用・転載を禁じます>
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