第11回(2004年1月4日)

新年明けましておめでとうございます。そして皆さんお元気ですか?

長い間コラムの更新をサボってしまい申し訳ありませんでした。

さらにサボっていた間にLリーグの方も終了してしまい、レイナスの成績はと言うと
2002シーズンから順位をひとつ下げた4位と、納得のいかない成績しか残せませんでした。

ここでJリーグなら監督更迭って話も出てくるんですが…。
(まぁ、いろいろな所でそう願っている輩も少なくないようですが。)
今のところそんな話は聞いておらず、なんとか首は繋がっているようですので、気を持ち直して一言。

まず2003リーグを振り返えってみると、一次リーグの東日本リーグ(注1)では、
『チーム力の向上、すなわち個々の力で劣る部分をいかに集団で補っていくか』を課題とし挑んだわけですが、
選手達はよくそれを理解し良い状態で戦え、東日本リーグ2位(トップとの差は得失点差1)の成績を
収めることができました。

しかしいくら女子サッカーの世界と言ってもそう簡単にはいかないのが世の常で、
リーグ中断期の静岡国体成年女子で3位を獲得したのもつか間、
後期に当たる上位リーグではスタートでつまずき、5勝4敗1引き分けで4位の成績となってしまいました。

結果的には『一次リーグでできたサッカーが上位リーグでは通用しなかった』この一点に尽きるのですが、
スタートでつまづいた割には、ラスト4試合を4連勝と言う形で終われたところに今シーズンの成長が
見られたとも言えるかもしれません。

それは10週間連続の厳しいゲームスケジュールで、3試合を終了した時点にシステムの変更と
一部の選手のポジションチェンジをある意味ギャンブル的に行ったのですが、
正味5日間の平日2時間の練習の中だけで、彼女たちは驚異的に順応し結果を出してくれた点です。

これには、私も正直驚きました。

準備時間も無いリーグ途中の3試合を終わったところで、全くの賭けでリスクをかえりみない、
悪い言葉で言えば破れかぶれの采配をしたわけです。しかしそれを見事にこなした彼女たちにはアッパレです。
私の想像を超える成長を彼女たちはしていたんですね。確かにこの時期から、
選手同士で議論をおこなう輪がグラウンドで良く見られるようになり、雰囲気も変わってきたように感じられました。

そういった意味でも今シーズンは、チームとしてある程度の形が出来たところで、
大きく手を加える必要性が生じたときにそれに着手するタイミングと、手を加えた後のリスクマネージメントを
どうするのかに非常に神経をすり減らされたシーズンでもありましたし、勉強になったシーズンでもありました。

そこで得た経験はステップアップを図る意味でも、今後非常に重要になってくるのは間違いありません。

是非とも1月12日から始まる全日本女子サッカー選手権でその経験を生かし、まだ一度も成し得ていない、
決勝の国立のピッチに立つことを目標に今シーズンの総仕上げとしたと考えています。

この大会18日には駒場スタジアムで準々決勝が開催されます。JリーグのOFF期間ですので、
是非とも多くの皆さんで一度観戦にお越し下さい。

女子サッカーも違った観点から見てみると、Jリーグのそれに近いものもあり結構楽しめるかもしれませんよ。

次回からはこの全日本女子選手権が天皇杯と同時期に行われることになりましたし、
天皇杯の準決勝で女子の決勝が前座で行われる構想も浮上しています。

浦和レッズをサポートする皆さんに、浦和の女子サッカーを代表するレイナスへのサポートも期待しています。
どうぞよろしくお願い致します。

それでは次回、全日本女子選手権のレポートなどを含めてまたお会いしましょう。

(注1) …現在Lリーグに参戦している13チームの多くは、チームの経済的な台所事情が苦しいため、運営費削減や遠征費切詰めの為に
苦肉の策として、東日本・西日本地域に分けた2つのリーグで一次リーグを開催。次に各リーグの上位3チームの計6チームで
優勝を争う上位リーグと、残り7チームが順位を決める下位リーグに分かれ、年間順位を決定する形をとる。

ただしこの形も、日本女子サッカー界の活性とレベルアップの点から見直すことが決定しており、
2004年シーズンからはL1(2003年リーグの上位8チーム)とL2(2003年リーグの下位5チームと新規参入の
アルビレックス新潟レディースの計6チーム)でJリーグ同様2部制がひかれることになっている。
もちろん、L1最下位とL2優勝チームは自動入れ替えの形を採るとのこと、今期からは厳しい戦いが今まで以上に期待できる。

 

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